ツンデレかぐやちゃん(竹取物語)

竹取物語を現代風に訳してみました

竹取物語について (まえがき)

 竹取物語を「当時の人はどういう感覚で読んでいたか」という視点で見ると、どうやら、昔話のイメージとは全然違っていて、かぐや姫はツンツンしているし、周りによってくる男たちは間が抜けているし、竹取の翁にいたっては「下品なことを言わないでちょうだい」とかぐや姫に怒られる始末。

 だから、どちらかというとギャグ漫画的存在だったのではないかと思います。

 でも、現実では、実際に学校の授業で「古文」として習うと、何となく堅苦しい、学問然とした説明になって、古文に実際に書かれている本来の内容となると、自信を持って答えられる人は、そんなに多くはないのではないかと思います。
 そこで、当時の様子やの内容の説明を入れながら、当時の雰囲気で読めるように訳してみました。子供のころに読んだ昔話と高校の古文の授業のちょうど中間くらいの感覚で読んでもらえるといいと思います。

 また、各項目のタイトルは、自分の方で独自に入れたものです。古文にはありません。また、参考用に原文も入れてありますが、見やすいように、改行は現代の文と近い形に直してあります。